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鉄輪(番外編2)

(藤原新也写真集:日本景伊勢より)

6月1日(日) 鉄輪(番外編2)

彼は伊勢市内、伊勢神宮を含め
カメラを携え歩く中
あとがきによると、この場所で何か”場”を感じたという。
実に光栄な話である。
と同時に私もこの頃
不思議な感覚になることがよくあった。
心がとろけるのである。

坂の下のほうにあるのが私の田小屋で
坂の途中には岩清水の「銀名水」が湧き出ている。

不思議な感覚とは、
田小屋付近の芝の大地に寝そべると
実は「眠くなる」のである。
心がとろけるというか
地面に吸い寄せられるというか
一言でいうと「心地よい」のである。

どうせ寝不足だったのだろう、
怠け心の延長線上…などと言われると
否定する術はないが
地面に寝っ転がると
魂がとろけだすのだ。
寝るでもなく覚醒するでもない
その中間でまどろむのがたまらなく好きだった。

若いころ南米を旅したとき
いろいろな遺跡に遭遇した。
ペルーのマチュピチュ、
ナスカの地上絵
ユカタンのピラミッドなど
行けば必ず眠くなった。
あの感覚と同じ感覚を日本で感じたのは
ここの田んぼだけである。

私は、無性に藤原新也氏に
この想いを伝えたい衝動に駆られ
どう調べたかは記憶にないが
自宅に電話を入れた。
当時はポケベル全盛期で
ネット検索などSF世界の話。
多分、出版社を通じてだろう。

電話口に、奥さんらしき女性が出てくれた。
はじめは怪訝そうだったが
話を聞いていただくうちに
相槌もやわらかくなっていくのが感じとれた。
伊勢弁効果であろうか。
藤原新也氏本人は不在だった。
次作の著書の原稿執筆のため
どこかの温泉のホテルにこもって
仕事をしているという。

伝言でもと思ったのだが
驚いたことに、
ホテルの番号まで教えていただいた。
早速電話した。
緊張のあまり余裕もなく
会話というより
一方的に話を聞いていただいた。
5分ぐらいだっただろうか。
何をどう話したかよく覚えていないが
「藤原先生が訪れた私の田んぼは
 もうすぐ稲刈りです。
 新米を贈りますから是非
 召し上がってください。」
と言い残し受話器を置いたのは覚えている。

それから一月もしないうちに
高麗広のわが田んぼでとれた
コシヒカリ30キロを宅急便で送った。
   (おわり)
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